31 Dec 2015
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今日は大みそか。今日、10月決算申告が完了しました。年末調整はまだ少し(まだまだ?)残っていますが、とりあえず12月も乗り切りました。いつ頃読んだ本だったか忘れましたが、ある大手税理士法人の代表税理士の書いた本で「暇な時に出るのが『不安』、忙しい時に出るのが『不満』」という言葉があって、このフレーズだけ心に残っています。たしかにその通りかもしれません。自営業者は忙しくて不満を感じる人は少ないと思いますが、暇だと不安で押し潰されそうになりますからね。そういう点では、12月31日まで仕事があるというのは充実した一年だったな、と思います。
税理士登録した頃と比べると顧問先数の増加
今年で税理士登録して5年目です。月単位だとあまり変わったように感じませんが、5年前と比較するとおかげさまで顧問先の数、従業員が増えましたし、私の業務も増えました。今年も新規がありましたし、顧問先数の純増でした。
税理士業界というのは「いらっしゃい!いらっしゃい!」と大声を出して呼び込みをしても意味が無いばかりか、むしろ逆効果です。「私は良い人ですよ」なんて言う人ほど怪しい人はいませんからね。税理士によっては電話営業や飛込み営業をする人がいるそうですが、私は今のところそういう営業をするつもりはありません。考え方なので、電話営業や飛込み営業が良い悪いはわかりませんが、私の事務所経営のスタイルにはマッチしません。やはり既存の顧問先等を大切にして、そこからの紹介を中心に考えるのが税理士業のあるべき姿だと考えています。今年新たに契約した顧問先も多くが既存顧問先等からの紹介で、こういうお話を頂けると、紹介元の顧問先に感謝するのは当然として、私たちの日々のお付き合い方法が間違っていなかったのだと再認識させてくれます。
昨年の初め頃に「一度自分で申告をしてみます。」と仰った顧問先がありました。こういう話は一般的に本当の理由は言わないもので、「自分で」というのは建前で多くが「今の税理士が合わないので、他の税理士に」ということだと思います。税理士登録した本当に最初の頃の私の顧問先ということもあって思い入れがあったので、私は事務所の売上げ云々ではなく、単純に「何が足りなかったのか」と残念に思ったことを覚えています。
ところが今年の秋ごろにその経営者から「もう一度お願いできますか?」と連絡がありました。直接お会いしてお話しをしたところ、本当に自分で申告をしてみたけれど、やっぱり税理士に頼もうと思い、それだったら網本税理士に、と思ったそうです。税理士なんて高槻茨木だけでも300人以上いるのにその中で私を指名してくれたんです。こういう事があると真面目に税理士業をしていて良かったな、と嬉しく思います。
2015年は快適に仕事ができた一年でした。
一昨年に長年勤めてくれた従業員が一人辞めました。ちょうど全員の仕事が手一杯になってきて、もう一人採用するか考えていた頃だったという事もあって、同時に二人採用することにしました。その従業員も今年で2年目になり、事務所のスタイルに慣れてもらえたこともあって、2015年は本当に快適に仕事ができました。このまま一緒に働いて頂けたら、2016年も快適に本来の私の仕事に集中できそうです。感謝です。
2015年は2014年に比べると私のしたいことにチャレンジできた年でした。しかし、全てができたわけではなく、まだできなかったこともあります。これは「今年の反省」と「来年の課題」ですが、焦らず急がず着実に前進することが私の性分なので、一日一歩、三日で三歩の気持ちで2016年も邁進したいと思います。